恋愛上手は、別れ上手
恋愛には別れが付き物です。
仮に結婚がゴールだとすると、結婚する相手に出会うまでに付き合
った人の数だけ別れがあります。
出会った頃は大して好きでもなかった相手にさえ、別れ話が出た途
端に相手を失うのが恐ろしくなる事があります。
私達は現在付合っている相手の人を失う事によってつらい感情や、
悲しい感情が出てくるように感じています。
しかし、現在の別れによる喪失感が引き金となって、幼いときに感
じきれなくて心の深いところに押し込めて出てこないようにした辛
い感情を同時に感じています、このために現在の別れが実際に起き
ている事の何倍・何十倍にも辛く感じてしまいます。
押し込めた感情が辛すぎる場合には、自分で認識する事が困難でも
、この辛い別れによる喪失感の追体験をしないように無意識のうち
に恋愛対象になる人を遠ざけてしまいます。
「良い出会いがない」、「好きになる人には相手がいたり、既婚者
ばかり」、「仕事・趣味が忙しすぎて恋愛している暇がない」、「
自分には不釣り合いな人ばかり好きになる」……など、自分自身が
納得出来るもっともな言い訳を見つけて、異性と付きあいたいけれ
ど上手くいかないと嘆くばかりでなかなか前に進めません。
実際に私も３０代後半で結婚が出来るまでは、出会いの無さを言
い訳にしていました。
しかし、結婚をして過去の自分の周りの女性について振り返ってみ
ると素敵な女性が何人もいたのに対象になる女性に対しての評価は
、とても厳しくて付き合ったり、声をかける事さえしませんでした。
一方で既婚者や付きあっている相手がいる女性に対しては、不思議
なくらい評価が甘かった為に魅力を感じ、可能性の有る女性から目
がそれていました。
では、過去の押し込めた感情を癒すのにはどうしたら良いでしょう？
現実に別れを何度も体験する事によって自然に押し込めた感情が癒
されていきます。別れたときの寂しさや、悲しみの感情から逃げな
いで感情を感じて感情のタンクを掃除するのが早道です。
別れたときに「失恋ソング」を聞く事によって早く立ち直れるのは
、音楽の癒しの力によって感情を感じやすくしてくれているためで
す。
悲しい曲によって押し込めた感情をお掃除して、キレイになったと
ころで元気の出る好きな曲を聞く事によって感情のタンクに前に進
むための肯定的な感情が補充されます。
使える心理学に戻る
ホームページに戻る